星のこだま

天体撮影を中心につぶやきます。

はじめての惑星拡大撮影

昨晩は、火星と土星を撮影してきました。

実は、今回はじめてのことが多かったのです・・・

これまで星雲・星団・銀河などの撮影ばかりで、惑星撮影はほとんどしたことがなく、拡大撮影は初めてでした。そして、先日あらたに購入したセレストロンC5とZWO ADCのファーストライト。RegiStaxは、その存在は知っていたもののwaveletまでやるのは初めてでした。望遠鏡、バローレンズ、ADCのセッティング、強拡大・小さいセンサーカメラでの天体導入など試行錯誤しましたが、何とか一応の成果物ができました。

 

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2018/7/29撮影 Celestoron C5 + PHOTON 3×バロー 合成F29.4 fl3750mm + ZWO ADC
Vixen SXP赤道儀ノータッチガイド
ZWO ASI178MC-Cool 外気温-25℃冷却 Gain255 1/25sec 500flame撮影 400flame合成
Registaxにて画像処理 正方形にトリミング

 

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2018/7/29撮影 Celestoron C5 + PHOTON 3×バロー 合成F29.4 fl3750mm + ZWO ADC
Vixen SXP赤道儀ノータッチガイド
ZWO ASI178MC-Cool 外気温-25℃冷却 Gain255 1/8sec 270flame撮影 41flame合成
Registaxにて画像処理 正方形にトリミング

 

このバターンの機材のセッティングからして初めてで、バランスとりから対象導入までかなりもたつきました。そして、小さなセンサーとはいえ、動画を撮ってみると結構なファイルサイズになってしまい、火星を撮影したところで60GBちかくのサイズ・・・土星動画の本撮影をしようとしたらディスク容量不足の表示・・・さらにもたついている間に急激に曇ってきてしまいました。カメラの向きもいつもの星雲・銀河撮影の感覚のままなので、角度や上下もおかしいかもしれません。そして、画像処理も初めてでした。

このような感じでしたが、C5やバローレンズの性能がまずまずかなということ、話題のADCをなんとなく実感できたこと、Registaxを一応最後まで使ってみたこと、などなど私にとっては記念すべき撮影でした。まだまだ色々と検討しなくてはならないことが多そうですが、また楽しみが増えました。