星のこだま

天体撮影を中心につぶやきます。

奥日光にて

先日、奥日光に天体撮影に遠征しました。
当日は、日中から夕方にかけて雲が多くて心配でしたが、21時ごろから晴れてきて満天の星空となりました。

三裂星雲(M20)と干潟星雲(M8)です。

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2018/7/13-14撮影 KOWA PROMINAR + TX07(350mm F4.0) 
ZWO ASI1600MM Pro 外気温-25℃冷却 L 180sec×10コマ R,G 180sec×3コマ B 180sec×5コマ RGB=bin2 Gain255 総露光時間54分
ZWO社フィルター LRGB合成
Vixen SXP赤道儀 + M-GEN+コーワLM100JCにてオートガイド
ステライメージ、Photoshop Elementsにて画像処理

 

コーワPROMINAR+TX07(350mm F4.0)とフォーサーズの冷却CMOSカメラでの撮影です。冷却CMOSカメラは、使用し始めてまだ日が浅く、色々な設定など試行錯誤中です。ハイライト部分が飽和してしまっており、四隅の星像も放射状に伸びてしまっています。Gainなどを中心にまだまだ検討が必要そうです。また、PROMINARは、フルサイズでも四隅の星像はあまり乱れることはありませんが、TX07の補正レンズとCMOSセンサー面の距離が適正ではなかったようです。TX07は、Tネジ仕様のものを使用しています。EOSマウントを介しての接続では、距離が適正になるようですが、Tネジを使用しての接続では、もう少し追い込みが必要そうです。

ここ数年は、コーワのPROMINARを愛用しています。これまで、タカハシのSKY90やFSQ-85ED、TSA-120なども所有していましたが、徐々に機材の軽量化を図る中で手放してしまいました。カメラレンズを中心に使うようになったため、フランジバックの長い冷却CCDも冷却CMOSへ置き換えてしまいました。