星のこだま

天体撮影を中心につぶやきます。

機材紹介 コーワ PROMINAR 500mm F5.6 FL

私の現在の主力光学系です。

望遠鏡ではなく、フィールドスコープやカメラレンズに位置づけられるかと思いますが、ネットなどにあるように天体撮影適性も高いと感じています。

望遠鏡に比べると、接眼部やバンド固定などの自由度は限られてきますが、色々と工夫しながら使用しています。

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上記は、一番よく使用する形で、500mmマウントアダプター(TX10T)と タカハシカメラマウントDX-WR(EOS)を介してAstro6Dを接続しています。付属の三脚台座は使用せずに、K-ASTEC製のバンド(TB-P556F)を使用しています。最初は、リアバンド(TB-P556R)も使用していましたが、マウントアダプターの交換や写野の回転が面倒だったため、エレクトリックシープ製の冷却カメラ用支持リングを流用しています。軽量で3点ねじ止め式なので、マウントアダプターの交換や写野の回転が楽になりました。アルカスイス規格互換プレートもエレクトリックシープ製です。フロントバンドの上部には、アルカスイスクランプを固定して、M-GENなどを同架できるようにしています。

 

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TX10Tは、後端がT2(M42×0.75)なので、差し込み接続などにも変更可能です。冷却CMOSカメラなどを接続するときは、この方法を使うことも多いです。

 

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350mmマウントアダプター(TX07T)も同様ですが、カメラマウント接続以外では、撮像センサー面までの光路長を気を付けなくてはいけないようです。

 

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また、KYOEI東京店などでも紹介されていますが、マスターレンズの後端は、ニコンFマウントです。このため、ニコン製のBR-3(後端M52メス)を介して、色々な接続も可能です。

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BORG7405(M52オス→M57オス)、BORG7901(M57メス→M57メス)を使用すると、様々なBORGのパーツが使用可能となります。リアバンドのネジで支えれば、たわみの防止にもなります。2インチ差し込み接続なども可能です。
※BR-3による接続は、あまり強度は高くないように思います。また、本来の使用法ではないとは思います。

 

500mmと350mmの撮影写真です。

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バラ星雲 500mmマウントアダプター(TX10T)  + Astro6D

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はくちょう座γ星付近 350mmマウントアダプター(TX07T) + Astro6D

 

500mm、350mmともフルサイズの周辺まで比較的良好な星像ではないかと感じています。本体・TX10Tもしくは07T・バンド・M-GENなどを含めても3kg前後と軽量なため、扱いやすいです。天体望遠鏡には及ばない部分もあるかと思いますが、遠征が好きな私にとっては、今後も主力になりそうです。